ウィローモスを育てる方法
ウィローモスは活着性のある陰性水草です。
育成は簡単です。二酸化炭素の強制添加は必須ではありません。
ウィローモスの新芽は、エビの大好物です。
流木や岩に活着させて、自然な雰囲気をレイアウトに出す効果があります。
水草売り場に専用コーナーを設けて、南米ウィローモスなど新芽の形状に特徴がある多くの種類が販売されています。
活着させるコツは、重ねないことです。光合成で成長し仮根を出します。
仮根が伸びながら流木や岩に活着します。この仮根に粘着力があります。
陰性水草に共通して言えますが、成長は遅いです。コケに負けないよう注意してください。
活着させる方法は下の写真、左側がアクアリウム専用の接着剤です。
生体、水草などに影響がないので、プロレイアウターなどの上級者も使っています。
右側はモスコットンと呼ばれる活着専用の生糸です。糸は徐々に溶けてなくります。
流木のアク抜き方法
流木に活着させる場合は、気に入った流木を購入した後、アク抜き処理が必要です。
「アク抜き」とは、流木に残っているタンニンなどの茶色の成分を染み出す処理です。
アク抜きをやらないと、飼育水が茶色に変色します。また、流木が水槽の底に沈みません。
処理方法は簡単です。下の写真のように大きな鍋で煮るだけです。
私は沸騰した水で30分煮て水を入れ替える作業を繰り返します。合計で2時間煮て、その後は1週間、バケツに水を入れて沈めます。
ポイントは、家族が居ない時にやることです。。。
ウィローモスの新芽は、エビ類にとって貴重なエサになります。また、熱帯魚の産卵場所にもなります。
具体的な育成方法
- 原産地:世界中の温帯から熱帯地域
- 飼育難易度:簡単
- pH:pH6からpH8.0
- ゜dH(ドイツ硬度):2から10
- 水温:20℃から28℃
- 光量:陰性水草なので、極端に強い照明は避ける。コケが付着しやすくなる
- CO2(二酸化炭素の強制添加):無くても育つが、添加すると成長が早くなる
- 底砂:流木か岩に活着
- 肥料:不要
- 植える位置:レイアウト次第
- 成長:遅い
- 人気度:高い
- トリミング:先端がカーブしたオールステンレスのハサミが便利。前景草のトリミングにも使える