カボンバが溶けずに長く育つコツ
キンギョモの名前で古くから使われている水草です。
帰化植物で関東から南の河川や池に自生しています。
カボンバは軟水を好みます。日本の水道水から塩素を抜いた水質がピッタリです。
強軟水~弱軟水が育成に適した水草です。ソイルを使っている水槽であれば問題なく育ちます。
石を多用したレイアウトは硬度が上がるので、育成には不向きです。
カボンバには、別名「キンギョモ」の普及種の他に、イエローカボンバとレッドカボンバがあります。
上の写真はイエローカボンバです。
イエローカボンバとレッドカボンバは、若干、育成が難しい水草です。強軟水を好みます。
水道水から重金属(マグネシウム、カルシウム)や塩素を除去する軟水器か、ADAのソフナイザーの使用が効果的です。
レッドカボンバが茂った水景は、南米原産の熱帯魚を長期育成するのに適しています。
具体的な育成方法
- 原産地:北米。帰化植物(輸入された後、日本で野生化)
- 飼育難易度:普及種は簡単。イエローとレッドカボンバは若干、難しい
- pH:pH5からpH7.0
- ゜dH(ドイツ硬度):2から7
- 水温:20℃から30℃
- 光量:強い方が色が濃くなる
- 底砂:ソイル
- 肥料:水上葉の成長が止まった場合は微量を追加。植えて2週間は底肥厳禁(根腐れする)
- 植える位置:後景
- 成長:育成条件が合えば早い
- 人気度:日本では低いが、EU(ヨーロッパ)ではダッチアクアリウムに良く使われる
- トリミング:水面に達したらカットして挿し木
- 値段:安い